サラリーマン経験を経て、さぁ、独立だ!と考えている方へ。事業主様が40歳以上なら、生涯現役起業支援助成金があります。雇用する人数3人以上、雇用にかかった費用を対象に助成金が受けられます。
生涯現役起業支援助成金とは?
生涯現役起業支援助成金は雇用創出を伴う起業をしようとしている40歳以上の事業主に対して助成を行うもので、下記の通り措置を行う必要があります。
- 事業計画を立てて、労働局から認定を受ける
- 助成金の対象労働者を、助成金の雇い入れ条件の通り雇用し、雇用を創出する
雇用を創出するための詳しい措置の内容、対象となる事業主については、かなり細かく設定されていますので、直接、当事務所へお問合わせください。
◆対象労働者
一般被保険者または高年齢被保険者。
つまり、雇用保険加入者です。
◆対象労働者の年齢と人数
- 60歳以上の対象労働者を1人以上、40歳以上60歳未満の対象労働者を2人以上
- 40歳未満の対象労働者を3人以上
(40歳以上の対象労働者を1人新たに継続して雇用する労働者として雇い入れる場合にあっては40歳未満の対象労働者を2人)
支給額
本助成金は、起業者の区分に応じて、助成対象費用の合計額に下表の助成率を乗じた額が支給されます。
助成対象費用は募集・採用・教育訓練に要した費用で各費用ごとに上限が設けられていますので、詳しくは当事務所へお問合わせください。
また、生産性向上に係る助成金が使えるので、合わせると、支給額が増額しますので、そちらもご検討してください。
助成率 | 上 限 | |
起業者の年齢が60歳以上 | 2/3 | 200万円 |
起業者の年齢が40歳以上60歳未満 | 1/2 | 150万円 |
さらに・・・
生産性向上の助成
本助成金は、生産性要件を満たしていることで、支給された雇用創出措置に係る助成金の額の4分の1の額が別途支給されます。
※生産性要件は、基本的な考え方は今までの生産要件と同じですが、起業なので、比べる会計年度が3か年度後の会計年度における生産性と比較して伸び率が6%以上であること。となります。